カウンセリングサロンArk(アーク)杉並のBlog

東京都杉並区にある、臨床心理士によるカウンセリングサロンArkのBlogです。HPはこちらになります→https://arksuginami-cs.jimdofree.com

*不登校について*

こんにちは。
カウンセリングサロンArk杉並の三田村です。


梅雨明けはまだ先ですが、暑い日が続いていますね…
この暑さを皆さんは、いろいろな状況下で過ごされていると思います。
熱中症や日射病、脱水症状には気を付けてくださいね!


では、本題に入っていきましょう。

今日は『不登校』にまつわる話をしたいと思います。

皆さんは『不登校』という言葉をご存じでしょうか?
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ここで少し説明しますね。
(読み飛ばしても大丈夫です!)


この『不登校』ですが、『学校恐怖症』や『登校拒否』と呼ばれていた過去があります。

これらは、状態像の多様さや状態像を表す言葉のニュアンスとしてそぐわないことから、『不登校』と呼ばれるようになりました。

特に、『登校拒否』は児童・生徒が主体的に学校を拒否しているというニュアンスが強く出て、"行きたい気持ちはあるがどうしても行けない"という部分が汲まれていないように感じられますね。

ちなみに現在は文部科学省(http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/shidou/yougo/1267642.htm)で、

不登校」とは,何らかの心理的,情緒的,身体的,あるいは社会的要因・背景により,児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者 (ただし,「病気」や「経済的理由」による者を除く。)。

と定義されています。
*分かりやすいように具体例も記載されていますよ!


さて、不登校状態にある児童・生徒が過ごせる場所についても少し説明したいと思います。

思い浮かびやすいのは、『フリースクール』や『フリースペース』といった場所ではないでしょうか。
運営している機関によってプログラムや設備、費用が異なります。
気になる方は調べてみてくださいね。
本当にいろいろな所があるので、ここでは割愛します!

そして、案外知られていないのが、市区町村の教育委員会によって設置されている『教育支援センター(適応指導教室)』です。*以下、適応指導教室

市区町村によって、利用できる学年が異なるなど、統一されていないところもありますが、市内の小中学校に通う児童・生徒は基本的に利用できます。

利点は、授業料などの費用がかからない点と適応指導教室に出席すると学校の方の出席日数にカウントされる点がメインであげられるのではないでしょうか。
一応、適応指導教室は"学校に戻ることを含め、社会的に適応していくこと"が目標になります。

*詳細は各教育委員会文部科学省のホームページ(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/06042105/001/006/001.htm)でご確認ください。

このように、学校以外にも場所は用意されているので、必要な場合はご自身の地域の『適応指導教室』や『フリースクール』を調べてみてくださいね。


学校では1学期も終わりに近づいてきましたが、もし「学校に行きたかったけど、行くことができなかった」や「どうにか、1学期はやり過ごせたけど、2学期が心配」などなど、お悩みのことがありましたら、上記の機関に加え、ぜひカウンセリングサロンArkの活用をご検討ください。


最後まで、お読みいただきありがとうございます。


三田村

発達障害、名前の話

おはようございます☀︎

カウンセリングサロンArk杉並の青木です。

 

少し前に発達障害の研修に行ってきたので、今日はそれっぽいことをお話ししようかと思います。

この発達障害という単語、聞いたことある!って方も多いのではないでしょうか?

 

発達障害については、一昔前から、医療現場のみならず、福祉や教育などの分野でも様々な制度や体制がしかれ、社会的にも広く知られるようになったかと思います。

発達障害を持つ人の特徴など、わかりやすく書かれている本やサイトはたくさんあるので、今日は「発達障害ってそもそもどこが発してるんだ?」ってとこに触れていきまーす!

 

さて、ざっくり普及しているこの単語、正確な病名や診断基準は、ICD-10DSM-5に基づいております。なので、この辺りが発信源と言えます。

ちなみに、10とか5とかの数字は版数です。ICDは1900年に第1版が出て、100年以上も使われてきているので、もう10回も改訂されているということですね。すごい。

 

ICD-10とは、行政で正式に活用されている、世界保健機関(WHO)が作成した『疾病及び関連保険問題の国際統計分類』の略称です。

心理的発達の障害”

“小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害”

とされ、この分類の中にさらに、神経発達に基づく様々な障害の分類があります。

ちなみにICDは、第11版が来年5月に承認、11月には公表される予定みたいなので、また病名や診断基準は変わってくるかもしれません。

 

DSM-5とは、アメリカ精神医学会が作成した『精神障害の診断と統計マニュアル』の略称です。ICD-10と違い、精神障害限定の疾病分類になっております。

自閉スペクトラム症

“限局性学習障害

とされています。この内にさらに病名の分類はなく、この障害に見受けられる特徴などが多数挙げられており、個人を診てその人に当てはまるものをチェックします。

「この人は、こういう特徴とそういう特徴とこういった特徴の発達障害を持つ人」という感じで、発達障害も十人十色となるわけです。

 

発達障害は、脳の器質的な障害です。

脳の発達中に何らかの不全があり、それが生涯続く疾病となります。

発達障害そのものを治すことはできませんが、医療や福祉、はたまたカウンセリングといった外からのサポートで、この障害で生じる生き辛さを軽減することはできます。

もし、気になっていることがあって、そのせいで生きていくことに支障が出ているようなら、一度何らかの機関で相談してみてもいいかもしれません。

 

それでは、ご覧くださりありがとうございます〜!

 

青木

快適な睡眠

アーク杉並の高崎優和です。

なんだか暑くなってきましたね。
まだまだ気温や湿度が安定しなく、寝苦しい日も続いていますね。
皆さんも体調管理に気を付けてくださいね。

身体と心は繋がっています。
身体が休まるだけで心の安定にも繋がります。
水分補給をきちんととって、少しでも快適に寝れる環境を作ってみてください。


実は少し前に腰を痛めてしまい、電車の揺れだけでも痛いくらいになってしまいました。

きっかけは腰痛ですが、そこでマットレスを購入し、腰の調子も良くなりましたし、睡眠の質も良くなった気がします。

皆さんも身体の調子を気にかけてみてくださいね。


高崎 優和

妖怪の仕業

ご覧頂きありがとうございます。カウンセラーの加藤です。

 

さて、タイトルの件ですがちょっと最近アニメの『妖怪ウォッチ』を観直しておりまして。

 

この作品では、妖怪は人間の世界と重なった妖怪次元に存在し、人間に様々な影響を与えているとのことです。

 

心に思ったことを言っちゃうのは『バクロバァ』がとりついてしまっているから。普段は仲がよい相手と雰囲気が悪くなってしまうのは『ドンヨリーヌ』がその場にいるから。忘れ物が多いのは『ワスレンボウ』がとりついてしまっているから。

 

このように人は妖怪に大きく影響されて行動をしている、というような物語になっています。

 

その人らしからぬ行動をとるのはそれは妖怪に影響されてしまっているからという訳ですね。

 

さて、インターネットで少し検索すると、これは心理学の中での『外在化』という概念に近いという話が出てきますね。

 

簡単に説明すると何か問題があった際に、そのことの責任を自分ではなく外のものに転嫁するということですね。

 

それだけだと、反省がないというようにも読み取れますが、過剰に自分のせいにしすぎてしまうのもそれはそれで心の健康にはよくありません。

 

例えば、いつもは仲がよい友達に話しかけたら、無視されてしまったとします。こういう状況では、もしかしたら自分の何かが相手の機嫌を悪くしたかもしれません。しかし、もしかしたら自分とは関係のない場所で機嫌が悪くなるような出来事があったのかもしれませんし、体調が悪かったのかもしれません。

 

また、その人と自分が会ってる時間はその人と会っていない時間よりも短くなることが普通だと思います。

 

そうなると、相手に及ぼす影響も、あなた以外のほかの要因に影響されることも多くなりますね。

 

もちろん、状況による部分はあると思いますが、対人関係において過剰に相手の機嫌を害さないようにしようと顔色をうかがいすぎてしまい、それに疲れてしまうような場合には、それこそ『妖怪』に頼るのもいいかもしれないですね。

 

また、自分の行動に関しても『妖怪』に頼れる部分があると思います。

 

あの時こうしていれば、こうなっていれば、本当はそういうつもりじゃなかったのにと思うことは誰しもあると思います。その際にはあの時こうしてしまったのは『妖怪』がとりついていたからだと考えてみてもいいのではないでしょうか?

 

そして、自分の行動に影響する『妖怪』を集めてウォッチすることができれば、ああ、今はこの『妖怪』がとりついているんだなと自分の状況を把握しやすくなる場合もあります。

 

ネガティブなことを一人で抱え込みやすい人は、一度それらを手放してみて『妖怪』のせいにしてしまいましょう。大丈夫、惜しかったらまた手に入れればいいのです。『妖怪ウォッチ』の『妖怪』と友達になれたら『妖怪メダル』がもらえて呼び出せるように。

 

大事なのは、私たちにとりつく『妖怪』と上手くつきあっていくことです。自分の悩ませる『妖怪』と向き合ったり、責任を押しつけたり、とりつかれたときはどうすべきか対処法を考えたりすることだと思います。

 

かくいう私も緊張しいで心配性なのですが、私にも『妖怪』がとりついているかもしれません。

 

 

加藤

 

 

 

 

*雨と心と体*

こんばんは。
カウンセリングサロンArk杉並の三田村です。

 

世の中では大雨が降ったり、真夏日になったりと穏やかではない気候が続いていますね。

梅雨時は湿気が多くって、じめじめしていますね。個人的には雨の匂い、景色とかは好きですが、湿気は苦手です。

こんな天候の時は集中力も欠けてしまうので、ついつい漫画に手が伸びてしましますね。

一つ前のブログで青木が話題にしていた、『嗜癖』から佐久間結衣さんという漫画家さんが描いている『コンプレックス・エイジ』という作品を思い出しました。

嗜癖とは違うんですが、好きなことをして生きることの楽しさや辛さが詰まっている作品で、「好きは呪いだ…」という言葉がとても印象に残っています。

ご興味がある方は、ぜひ手に取ってみてください!

 

さてさて本題に戻りたいと思います。

タイトルの”雨と心と体”ですが、皆さんは雨が降る前後に体が重くなったり、頭痛がしたり、気が滅入ったり…そういったことはありませんか?

「雨が降りそうな空でどんよりしているから、気の持ちようじゃないかしら?」と考えられる方もいますよね?
もちろん、気分的なものもありますが、実は天気・気候が関係していることもあります。

今回はそんな気候・時期にまつわるお話をしたいと思います。

季節は少し遡り、皆さんは『五月病という言葉を一回は聞いたことがあるのではないでしょうか?
4月からの新しい年度を迎えて、走りだし、疲れが溜まってきた5月頃に「疲れがとれないなー」「やる気がでないなー」「だるいなー」というような症状が出てくるあれです。
 *症状は一例です

そして、五月病のシーズンの後にやってくるのが、今回のメイン。

最近TVでも取り上げられている、『天気痛』や『気象病』と呼ばれる"天気に左右されて起こる心身の変化"です!

この症状自体は通年で見られると思いますが、雨の多い梅雨時や天気が崩れやすい冬場などにも見られます。


原理を簡単に説明すると…
天気が悪くなる(低気圧になる)
     ⬇
耳(内耳)や視角、体内の水分が低気圧に反応する
     ⬇
脳が「活動に適さない状況」と判断して副交感神経を優位にする

(休息とエネルギーを溜めるモードになる)
     ⬇
低血圧になったり、めまいや頭痛、体のだるさ 等が生じる

という構造になっています。

*より詳しく知りたい!という方は、お医者さんにご確認ください。

 

ご存じの方もいらっしゃると思いますが…カウンセリングに一見つながりがないような内容にしたのは、さしたる理由もなく、何だかダルさがあったり、気分が晴れないことがある場合、その背景にこういった原因が隠れていることがあるということをお伝えしたかったからです。

 

また、このことに限らず、ご自身では気づきにくいご自身の一面をカウンセリングで一緒に探っていきませんか?

カウンセリングサロンArkでは、皆さんがより良い生活を送るためのお手伝いをしたいと思っています。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

今後とも、カウンセリングサロンArkをよろしくお願いいたします。

 

 

三田村

趣味の話、嗜癖の話

おはようございます、カウンセリングサロンArk杉並の青木です。

 

タイトルの通り、本日は趣味の話をしようと思います。

嗜癖はおまけ程度になっておりますので、ご了承ください…

杉並サロンのスタッフは、私含めオタクが多いのですが、今日は宣伝を兼ねて青木が愛してやまない最遊記の紹介をします。

 

最遊記は、峰倉かずや先生が描く、4人のイケメンたちが西へ旅するお話です。これでは全然わかりませんね。

取り敢えず、中国で書かれた西遊記を若干ベースにしたお話で、一応僧侶も猿も河童も豚も出てきます。イケメン4人がそれですね。

ウイキペディア先生とかにもっと詳細が載っているので、ストーリーなどの説明は、ご興味あればそちらを是非参考に笑

 

最遊記に関しては、青木は割とガチ勢なので、原画展に行ったり、最遊記カフェなるものに行ったり、グッズを買ってみたり…

先日も、町田のアニメイトのパネル展初日に、定時ダッシュで行ったりしております。その後に寄ったパチ屋さんで北斗で8連チャンしましたが、トータル的には負け、負けたくせに飲んで帰ったのは、自分でもどーかと思います。

 

少し前にアディクション(嗜癖)研修に行ったはずなのですが、私生活にはなかなか活かされないものですね。

仕事には活かしていこうと思います。

 

折角なので、少しアディクション(嗜癖)についてお話しします。

嗜癖とは、「癖になるくらい特に好んでいるもの、ハマっているもの」なので、物に限らずそういったものは、皆さま色々お持ちかと思います。

言うなれば私のオタク趣味なんかもそれにあたります。


心理の現場で取り上げるアディクションは、飲酒や薬物、摂食、賭博などが、病的な状態となっているものを指します。

『やめたいしやめないとヤバいのにやめられない!』

と言ったものです。

ヤバいというのは、社会生活を送る上でも、精神的な負荷としても、ヤバいという意味です。

個人の意思の力では、もうどうにもならない状況になっている訳ですね。

こうなった場合、すでに本人の性格などのせいではなくなっています。

一つの病気にかかっている状態です


以前は、嗜癖や依存は“底つき(落ちるところまで落ちた状態)”を経験しなければやめられない、治療にのらないなどと言われていたみたいですが、近年ではそうとも限らないと言われています。

研究が進み、エビデンスのある治療体形が確立されてきたので、より効果的な治療プログラムや理論が、アディクションの現場でも展開しています。

もし、嗜癖に悩んでいる方やそのご家族がいらっしゃいましたら、病院や保健センターなど、どこかの治療機関にまずご相談なさることをお勧めします。


また、嗜癖に限らずですが、軽度であれば軽度のうちに、自分の問題に向き合うことは、自分にとってよりよい生き方を早期に見出すことに繋がります。

その手段はさまざまですが、“生き方”については、カウンセリングは強力な一つの手段になります。


そんなこんなで最遊記ですが、本日からアニメがスタートします。

地域によりますが、都内は深夜24時から放送です。

お暇な方は是非ご覧になってください笑


ご覧くださりありがとうございました。


青木 

休みも大切です。

皆さん、こんにちは。アーク杉並の高崎優和です。


また1週間が始まりましたが、皆さんは休日はゆっくりお過ごしされましたか?

私は、大学の友人と久々に会い東京タワーに行って来ました。

出掛けること自体も楽しかったのですが、友人との思い出話や最近の近況について話すことが何より楽しかったです。


休み方は人によって違うかと思います。1人が好きだったり、友人と過ごすのだったり…。その時の気分によっても違うのもあるかと思います。


忙しい毎日の中で、少しでも休めるとリフレッシュにもなりますし、また次に頑張れることもあるのかなと思います。

皆さんも休めるときに、ゆっくり自分に合った休憩をしてみてくださいね。

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高崎