おはようございます☀︎
カウンセリングサロンArk杉並の青木です。
少し前に発達障害の研修に行ってきたので、今日はそれっぽいことをお話ししようかと思います。
この発達障害という単語、聞いたことある!って方も多いのではないでしょうか?
発達障害については、一昔前から、医療現場のみならず、福祉や教育などの分野でも様々な制度や体制がしかれ、社会的にも広く知られるようになったかと思います。
発達障害を持つ人の特徴など、わかりやすく書かれている本やサイトはたくさんあるので、今日は「発達障害ってそもそもどこが発してるんだ?」ってとこに触れていきまーす!
さて、ざっくり普及しているこの単語、正確な病名や診断基準は、ICD-10やDSM-5に基づいております。なので、この辺りが発信源と言えます。
ちなみに、10とか5とかの数字は版数です。ICDは1900年に第1版が出て、100年以上も使われてきているので、もう10回も改訂されているということですね。すごい。
ICD-10とは、行政で正式に活用されている、世界保健機関(WHO)が作成した『疾病及び関連保険問題の国際統計分類』の略称です。
“心理的発達の障害”
“小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害”
とされ、この分類の中にさらに、神経発達に基づく様々な障害の分類があります。
ちなみにICDは、第11版が来年5月に承認、11月には公表される予定みたいなので、また病名や診断基準は変わってくるかもしれません。
DSM-5とは、アメリカ精神医学会が作成した『精神障害の診断と統計マニュアル』の略称です。ICD-10と違い、精神障害限定の疾病分類になっております。
“限局性学習障害”
とされています。この内にさらに病名の分類はなく、この障害に見受けられる特徴などが多数挙げられており、個人を診てその人に当てはまるものをチェックします。
「この人は、こういう特徴とそういう特徴とこういった特徴の発達障害を持つ人」という感じで、発達障害も十人十色となるわけです。
発達障害は、脳の器質的な障害です。
脳の発達中に何らかの不全があり、それが生涯続く疾病となります。
発達障害そのものを治すことはできませんが、医療や福祉、はたまたカウンセリングといった外からのサポートで、この障害で生じる生き辛さを軽減することはできます。
もし、気になっていることがあって、そのせいで生きていくことに支障が出ているようなら、一度何らかの機関で相談してみてもいいかもしれません。
それでは、ご覧くださりありがとうございます〜!
青木