もう11月も後半なんですね……。もう年末が近づいているなんて、時の流れの早さを実感している今日この頃です。
どうもカウンセリングサロンArk(アーク)杉並カウンセラーの加藤です。
今回はタイトルにもありますが、『ガールズ&パンツァー』のアニメ(以下ガルパン)を見たので、そのことについて書きたいと思います。
この物語は戦車道という武道が大和撫子の嗜みとされている世界で、戦車道の家元の次女である西住みほが、戦車道のない大洗女子学園に入学するところから始まります。
とある理由で西住みほは戦車道から離れようとしているのですが、そこに生徒会からの呼び出しがかかり、復活した戦車道を選択するよう言い渡されるという導入なのですが。
ストーリー自体は弱小チームが全国大会制覇を目指すという王道のスポ根ものなのですが、それが現代に合うようにアレンジされています。練習シーンはありますが、熱血的な雰囲気はライトになり、そこには少女達の絆や成長が描かれています。
基本的にはそのスポ根のほかに少女の自立というものがテーマにあるように思いました。
西住みほは、元々は西住流という流派の家元のとして、姉のまほを隊長としたチームの副隊長として戦車道をしていました。それは次女としての家族役割がそのまま戦車道に当てはめられたものと考えられます。西住流を極めるというのは家としての価値観であり、そこに西住みほ個人の思想は入り込む余地がありません。
また、家督制度で言えば次女のみほではなく、姉のまほが西住流をゆくゆくは継いでいくのだろうというような雰囲気を感じさせます。もちろん明言はされていませんが。
みほは試合の最中に流派ではなく、自分の判断で動いたことにより母から叱責を受け、大洗女学園に転校してしまいます。そこで友人達と出会い交流を深めていきます。
そこで家でやっていた戦車道を再び始め、流派ではなく自分の戦い方をすることにより、みほは周りの友人や先輩後輩達と信頼を築き、また戦った相手とも親交を深めていきます。思春期には、同年代の仲間がとても重要な役割を果たします。家の外にその人の居場所ができることが、家族から離れる自立の一歩となるんですね。
この家と自立というテーマは、同じチームの五十鈴華というキャラクターにも現れています。
華道の家元の娘である華は、自らの活ける花に物足りなさを感じ、表現を広げるための一つの手段として戦車道を選びます。しかし、そんな華に対し母親は反発し一時は勘当すら言い渡します。しかし、個展に出品された作品で自分の表現を確立した華は母親から認められます。
このように主人公やその周囲で家から離れ自立していく少女の姿が描かれているように感じました。
興味のある方は現在Amazonプライムビデオにて、映画版も含めて配信されているので是非観てみて下さい。
ちなみに映画版は観客へのストレスのかけ方が絶妙だと思います。こちらも是非。
※よろしければこちらもご覧下さい
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