この前は睡眠が不規則で、少し疲れたので自分のためにプチ贅沢をしました。
インスタグラムにも投稿しましたが、タカノフルーツパーラーで桃パフェを食べました。瑞々しい甘さで美味しかったです。アイスやムース、シャーベットなども乗っていて桃のおいしさを堪能できました。たまにはいいですね。
どうもカウンセリングサロンArk杉並カウンセラーの加藤です。
本日は公認心理師試験対策で勉強したことについて書いていきたいと思います。今回は感情についてです。
※今回の記事は公認心理師必携テキストを参照したものになります。
感情というと、例えば喜怒哀楽などの言葉が浮かぶ人もいるかと思いますが、実は定義は様々あり、研究者によって異なります。
例を出すと、「感情とは、人が心的過程のなかで行うさまざまな情報処理のうちで、人、物、出来事、環境について行う評価的な反応である」というものがあります。なんとなく難しい感じもしますね。
心理学においては、感情と似た用語である、情動と気分とはそれぞれ意味合いを区別されています。情動は「明らかな原因があり、典型的には短時間(数秒間から数分間)持続し、生理的反応や特定の表出行動を生じるような強力な感情のことをさす」とされ、気分は「明らかな原因のない漠然とした感情状態であり、長時間(数時間から数日)持続し、生理的反応などを強く生じることなく主観的経験の側面が主として体験され、快ー不快や、興奮水準(覚醒)の次元で変化するもの」とされています。感情はこの2つを総称する際に用いられます。
例えば、映画などを観て感動するというのは情動であると考えられます。映画という明らかな原因があり、生理的反応として涙が出るなどが生じるためです。一方で特に何かあったわけではないのに気分が落ち込んだり、逆に心が軽くなったり、するのは気分と考えられるようです。
また、感情が表れるメカニズムにはいくつかの理論があります。例えば古典的なものですと、ジェームズ=ランゲ説といわれる説があります。身体反応が感情を引き起こすとする「感情の末梢起源説」と呼ばれるもので、「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ」というように、泣くなどの身体の反応が悲しいなどの感情体験を起こすという説です。
次にもう一つ古典的なものとして、キャノン=バード説があります。これは脳中枢で生じるプロセスが末梢反応に先行するとしています。つまり「悲しいから泣く」というように脳内に送られた情報によって身体反応が生じるとします。「感情の中枢起源説」ともいわれます。
そして、感情の2要因説というものがあります。これはシャクターとシンガーによる理論で、感情は生理的換気が生じた後に、その身体反応をどのように評価・解釈(ラベリング)するかによって定まるとし、前述した生理的な変化と原因帰属の2側面から構成されるとする説です。
また、これ以外にも顔面(表情)フィードバック仮説や感情の認知説、認知的評価と感情は独立しているとする説、感情の社会構成主義説、感情の精神力動理論など、多くの説があります。
このように、心理学では感情はどのように起こるのかについて、まだ結論は出ていません。人間の心は依然ブラックボックスになっているところが多いのです。しかし、様々な実験や観察、統計などを用いてそれらを明らかにしようとする試みが日々行われているのです。その内に、感情について新しい知見が出て、これまでの説がひっくり返ってしまう確率もゼロではありません。なんだかわくわくしますね。
感情について書ききれないところもありますので、次回のブログは感情について第二弾にしようと思っています。
それでは今回はこの辺りで。
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