こんばんは🌙
カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の青木です。
昨日の金ロー、ゲド戦記だったんですね!!ちょっと見たかった😭テルー!!
ゲド戦記といえば、院生時代、入学時に院から渡されたオススメ図書リストに入っていまして、院の図書館にもあったし、最初に読んだんですよ〜。
あと、その時は単純に、専門書より読みやすそうだ!と思いまして笑
読む前に先生に、「なんでゲド戦記が入ってるんですか?」って訊いたら、
「読めばわかるけど、これはユングの言ってること考えながら読むと面白いよ。見方によってはゲドの生き方が心理士に通ずるものがあるんじゃないかな。まぁとにかく読んでごらん」
って言われて、「じゃあ読んでみます」ってなったんですよね〜📚
なんかもう10年近く前で内容だいぶうろ覚えなのですが、心理を学ぶうえで勧められた本ということもあり、当時はそういう意味合いというか、心づもりで読んでいた気がします。
未だに表面的な理解しかできてなさそうなのですが、ゲド戦記には、ユングのいう自己の同一化、ユング心理学における自己実現の過程が描かれてるのかな〜って思いました。
巻ごとに様々な元型(ユングが提唱した概念、意識と自我に作用する無意識の作用)が出てきて、ナラティブにゲドというひとりの人間に統合されていく過程(一体化)かなと。
全編のベースには、ゲドのエゴ(自我:ユングの元型のエゴ。唯一、意識の中にある元型)があるのですが、『Ⅰ影との戦い』ではシャドー(影)、『Ⅱこわれた腕環』ではアニマ(男性性)とアニムス(女性性)、『Ⅲさいはての島へ』ではオールドワイズマン(老賢者)、『Ⅳ帰還』ではグレートマザー(太母)とアニマとアニムスが活動性を持っていて、ゲド、あるいはその他中心人物の中に、それらの活動性を持っている元型が置かれていると捉えてみると面白いです。
各巻で扱われる活動性を持っている元型が、エゴよりも強くなった時、その元型の像にエゴの方が同一化していく、のみ込まれていってしまうのですが(シャドーなんかがわかりやすい)、まぁなんかゲドが色々頑張ったり、周りにも助けられたり、何かに気付くことで、各巻ごとに、ゲドのエゴに他の元型が同一化されていく感じです。
そして連続する物語を通して、バラバラだった元型がやがて協同し、統合された自己となっていく、つまり自己実現(個性化の実現)がなされるといったところでしょうか。ゲドの全部がゲド自身になる感じ。
Ⅴ『アースシーの風』は、ペルソナ(自己の適応的な外的側面、求められた役割を演じている状態、ゲドでいうならつよつよの魔法使い)を被りっぱなしだったゲドが、Ⅰ〜Ⅳを経て、ペルソナが必要なくなったゲド自身で周囲に応えてるのがエモいですね!
ゲド戦記なのに、ゲドちょっとしか出ないんですけれど!笑
魔法使い=心理士ってのは、色々ハハ〜ン!ハハ〜ン?と思うところがあるのですが、長くなってしまったのでここらで〆ます。
ちなみに、その後にリストにあって読んだのはグリム童話でした。
グリム童話、全6巻?とかだったと思うんですけれど、だんだん内容が被ってきて、アレ?またこのテの話??ってなったのを覚えています笑
石ころ詐欺みたいな話で、スープの作り方を覚えたなぁ…🍽
そんなこんなで、本日はこの辺で!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます🍵
今夜も寒いですが、皆さま心身ご自愛なさってお過ごしください。
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