どうも、Ark杉並のカウンセラーの加藤です。
今回のテーマは『キャラクター』です。
皆さんはキャラクターと聞くと、どういうものをイメージするでしょうか。おそらくは漫画やアニメ、小説、ドラマなどの登場人物を指すものとしてイメージする方が多いかと思います。
しかし、現在では『いじられキャラ』や『キャラ立ちする』などの言葉が出てきており、現実のコミュニケーション場面でも使われるものになっています。
芸能人の世界、お笑い芸人やタレント、アイドルなどにもよくキャラという言葉が使われています。『貧乏キャラ』や『毒舌キャラ』、『不思議ちゃん』などもキャラクターであるといえます。
斎藤環先生の著作などでは、同質性を担保することでキャラクターはコミュニケーションを円滑にする効果があるとされています。ただ、そのために生み出されたキャラは自身で選択することが難しいために、コミュニケーション上で出るキャラと、認識している本当の自分が違うという事態にも陥りがちだということでした。
つまり、人とのコミュニケーションにおいてキャラクターが設定されると、それを逸脱したことはできなくなってしまいます。場の空気を読まず、キャラを逸脱してしまうような言動をしてしまうと、コミュニケーションから排除されてしまうためです。
KYという言葉も少し前に話題になりましたね。空気を読めないでキャラを逸脱してしまう人はコミュニケーションの場にもいられなくなってしまう可能性があるのです。
また、キャラクターは場面やメンバーによって変わってきます。そのため、元々は強いキャラであった人が、別の場面では弱い立場のキャラクターとなってしまい、途端に適応できなくなってしまったり、ある場面ではうまくコミュニケーションができていても、別の場所では全然コミュニケーションがうまくとれなくなってしまうということもあり得ます。
キャラクターは便利に使えればよいのですが、定型的であるため集団においては『いじられキャラ』という弱い立場が生まれてしまったり、キャラと違う行動がとれなくなり、人といる自分と本当の自分が分かれて離れていってしまうというデメリットがあります。
もしキャラを演じることに疲れてしまい、誰も本当の自分をわかってくれないと思ったらカウンセリングを一度受けてみることをオススメします。
読んで下さりありがとうございました。これからもカウンセリングサロンArk杉並をよろしくお願いします。