どうも、カウンセリングサロンArk杉並カウンセラーの加藤です。ブログを続けてしばらく経ちましたが、最近とみにタイトルのような想いにかられることがあります。
世間のブロガーの方達はすごいですね。まとまった文章を一定の期間で書いていくのはこんなに大変なものかと書く度に実感しております。
面白い文章とは何か? と考えると、面白い文章だという幼稚園生でもわかるようなことしか思いつかず、頭を抱えている次第です。
ならば先達に学ぼうと考え、自分が面白いと思った文章を書く人を思いだしてみました。すぐに浮かんできた名前としては、敬称略で書くと、西尾維新、森見登美彦、加藤はいね、カレー沢薫の4人でした。
すっかり最近は追わなくなってしまったのですが、西尾維新先生は高校時代に熱狂的にはまった作家の一人でした。速筆な方なので様々なシリーズを今も展開されてますが、私の好きな作品は『化物語』です。
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あらすじは是非このAmazonページで読んでもらえればと思います。この作品で主人公の阿良々木 暦と各キャラクターたちが繰り広げる軽妙な会話が面白く、本当に大好きな作品でした。
小説であることを活かし、靴と鞄などの文字の類似を使った表現や、それにメタ的に突っ込むといった手法は当時の自分には衝撃的でした。メタ的とはメタフィクション的の略で、メタフィクションについては以下にWikipediaの記事を貼り付けておきますね。
端的に言えば、登場人物に文字で書かれた物語であることに言及させた表現を使っているということですね。
個性的なキャラたちが繰り広げる軽妙な会話劇は一読の価値があると思いますので、是非読んでみて下さい。
次に森見登美彦先生は大学時代にはまっていた作家です。ついこの間、『夜は短し歩けよ乙女』や『有頂天家族』などが映画やアニメになっていましたね。
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京都を舞台にした大学生の物語を多く書いていらっしゃいますね。コメディタッチの作品ではこじらせたこじらせた男子大学生が苦悩し、奔走する姿がとてもおもしろおかしく書かれています。
個人的なオススメは『新釈走れメロス 他四篇』という作品です。こちらはコメディタッチの作品だけではなく、森見先生のしっとりとしたシリアスな文章も一冊で楽しむことができます。また、誰もが知っている文豪の名作をモチーフにしているのでとっつきやすくなっています。
個人的には『山月記』に出てくる斎藤秀太郎(さいとうしゅうたろう)のこじらせっぷりが好きですね。斎藤と彼を慕う夏目という男の会話をを以下に引用すると、
「もんどりを打って転ぶという言葉があるが、もんどりとは何か分かるか?」
麻雀をしている最中などに斎藤はそういう質問を発して、夏目を面喰らわせた。
「分かりません」
「そんなことも知らんか。モン鳥とは、ラーマヤナにも登場するインドの伝説上の鳥である。これが救いがたく鈍くさい鳥で、じつによく転ぶ」
「それ本当ですか」
夏目がびっくりして問い返すと、斎藤はけらけらと嘲笑った。
「そんな鳥がいるものか、馬鹿め」
というように人を食ったような人物として描かれています。
森見さんの作品は少し古めかしい言葉遣いを用いているんですが、とてもライトに読みやすくなっています。是非作品に触れて森見節を体験して頂きたいと思います。
加藤はいね先生は、はてなダイアリーを拝見しただけなのですが、本当にすさまじい文章力で自虐的な文章を書いてらっしゃいます。詳しくはコチラをご覧下さい。勢いが凄いですね。とりあえず読んで欲しいです。こんなに面白い文章をこの分量で書ききるのが本当に凄いと思います。
最後にカレー沢薫先生は、最近になって同じソーシャルゲームをやっていることもありまして、その関係で知りました。
このように最近になってインターネット連載していたコラムが次々と書籍化されています。
まだこれらの本は私の手元にはなく、インターネット連載を読むばかりなのですが、本当に面白いです。ちなみに私もやっているソーシャルゲームで鬼の如く課金をして自分の推しキャラを手に入れた話がコチラに連載されています。会員限定も多いですが、記事を一つでも読めば、カレー沢先生の破壊力が伝わると思います。
コラムの紹介などに破壊力という単語を使うとは、と思われる方もいらっしゃると思いますが、カレー沢先生の文章には確かに破壊力が込められていると感じます。
なんというか、『推しは出た瞬間黒字』などのパワーワードが洪水のように出てきます。また、世代が近いためか特に説明なく繰り出されるネタの数々がすーっと体に入ってきます。元ネタを知らなかったとしても、「なんかすげーな」とその文章に圧倒されると思います。是非ご一読を。
いろいろな分野の面白い文章を紹介したのですがいかがでしたでしょうか。個人的には前半のお二方と後半のお二方でがらっと違うものを紹介したように感じています。共通している物があるとすると、勢いがある文章が自分は好きなのかもしれないと感じました。
さて、これ以降私のブログの文章はどうなってしまうのでしょうか。もしよろしければ、今後も見守っていって下さい。
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