おはようございます。カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の三田村です✨
ようやく梅雨の折り返し地点というところでしょうか?先週は風情があって…的なことを書きましたが、いかんせ洗濯物が乾かない…。風情と実生活の折り合いは難しいですね。今日は幸いにも梅雨の中休みのようなので、洗濯物はしっかり乾きそうですね!
さて今日は、公認心理師の勉強&皆さまへの紹介を兼ねて、スクールカウンセラーについて少しお話したいと思います。
ちなみに東京都の情報に基づいて書きますので、他県だと少し事情が違ってきます。悪しからず…。
まず、スクールカウンセラーとは!
主として、学校内にいる『心の専門家』です。
東京都の派遣するスクールカウンセラーは、臨床心理士(資格取得後一年以降)、精神科医、臨床心理に関して高度に専門的な知識及び経験を有した心理学系の学部長・教授・准教授等である(であった)人のいずれかを満たしていないとなれません。
スクールカウンセラーの導入には、文部科学省の過去の記事になりますが、「いじめの深刻化や不登校児童生徒の増加など、児童生徒の心の在り様と関わる様々な問題が生じていることを背景として、児童生徒や保護者の抱える悩みを受け止め、学校におけるカウンセリング機能の充実を図るため、臨床心理に専門的な知識・経験を有する学校外の専門家を積極的に活用する必要が生じてきたため」とあります。加えて、阪神淡路大震災により、子どもの心のケアが必要な状態であったという背景もあります。
ざっくりまとめていうと、いじめ・不登校といった様々な問題に対して、当該児や保護者、教職員に助言や援助をしていったり、そういった問題の予防(対策を考える)をする心の専門家という感じです。
日本では、平成7年から全国154校を皮切りにスクールカウンセラーを配置しています。
東京都では、平成7年度の4校(小学校1校、中学校2校、高等学校1校)だったのに対して、平成25年度には公立小学校・中学校・高等学校に全校配置となりました。
また、平成22年度には中等教育学校等(公立の中高一貫校等)にも配置され、平成28年度より高等学校への配置は1校に全日制・定時制課程が併設されている場合には、各課程に配置されました。
昼夜間定時制課程単独校および昼夜間定時制・通信制課程併置校等では、各課程に1名ずつ配置されました。
少しずつですが、着実に広がってきていますね。しかし、ここで制約があります。
東京都から派遣されているスクールカウンセラーは年間38回の勤務が義務付けられています。大体、週に1回という感じです。
それでもって、各学校に1人です(概ね他県でもそうですが)。
自治体によっては、東京都派遣のスクールカウンセラー以外にもカウンセラーを配置している所もありますが、学校の規模によってはまだまだ十分とは言い切れませんね。*私立の学校だと独自にスクールカウンセラーを配置しているので人数や日数に差があります!
そして、校内にスクールカウセラーがいるということは簡単行くことができるというメリットもあれば、相談室に行く姿を見られて何か言われるのではないかという不安もあるのではないかなと思います。
海外などでは、スクールカウンセラーに限らず、カウンセリングを受けるということは特別なことではなく、日常的なことで体調が悪かったら病院に行くように、気持ちや心の調子が悪かったら、調子を整えるためにラフに行くことができる場所という感覚なんですよね。
個人的には、カウンセリング含めスクールカウンセラーのもとへ行くのも、体調が悪いから保健室に行くぐらい、自然にあることという社会になっていくと良いなと思います!
気軽にお越しいただけるように色々な場面でカウンセリングの普及をしていきたいと思います♪
それでは、また!
三田村
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