こんばんは🌝
カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の青木です。
昨日の加藤君ブログで、VRがバーチャルリアリティの略だということを知りました。今更〜!
何故か勝手にView Revolution(見方の革命)とかそういう単語を想像してたっす笑
バーチャルリアリティとか、漫画とか映画とかの世界の話だと思っていましたが、同じ世界線にあったのか…。
えっ、じゃあこの前私が見たヒプマイのVRライブもバーチャルリアリティだったの??すごい、自覚なしにバーチャルリアリティに触れてる。と思ってドキドキした次第です。
まぁでもVRの道具?がうちにないので、普通にパソコンの平面な画面で見ましたが。
バーチャルリアリティと聴くと毎度思い出す、強めに印象が残っている作品がありまして。
『フィード』っていう海外のヤングアダルト小説で、高校受験終わりの暇を持て余してる時期に読んだのですが、このお話はすごく面白かったです。
ディストピアとか、週末SF系が好きな人はオススメ。
もう内容うろ覚えで恐縮なのですが、どういう話だったか雑な概要をば。
(※10年以上前に1度読んだきりなので、間違ってたらすみませぬ!)
舞台はデザイナーベイビーがデフォの文明がめっちゃ進歩した近未来、大概の人は生まれてすぐに脳にコンピューター、フィードを埋め込んで生活している世界線です。仮想現実と現実が混在している世界。
フィードっていうのは早い話、頭の中にiPhoneとアップルウォッチが入ってるみたいなもんで、フィードを介してLINEみたいなこともできるし、流行りを知るとか買い物とか音楽聴いたりとか、なんならGoogle機能搭載って感じで、わからないことはわざわざ勉強しなくとも、フィードが勝手に提示してくれるわけです。心身のコンディションも簡単に調整してくれる。
ちなみに、買い物の傾向とか聴いてる音楽の趣味に合わせて、今のネット広告とかSpotifyみたいに、あなたが好きそうなものってオススメも出てくるという。しかもハズレ無し。
んで、ことの始まりは主人公のタイタス(高校生)が友達と一緒にクラブだかなんだかで遊んでるんですね。そこでヴァイオレット(タメ、美人)に出会うわけです。
この世界線では、しょっちゅう変わる流行に合わせて、若者はコロコロ服装を変えたりするのですが(本当にびっくりするほど短期間に変わるし、皆驚くほど一緒に流行りに乗ずる)、ヴァイオレットはなんか違う、そして美人。タイタスはそこに惹かれて彼女に絡むわけです。
そうこうしているとそのクラブに反フィード派のテロリストたちが来て(何故クラブに?)、フィードに機能障害が発生するような電波かなんかを流すわけです。その場にいた人たちは、皆一様にフィードに不具合が発生するのですが、警察とか、医療もだったかな?なんかそんな介入もあり、結局一時的なもので皆すぐに回復するんですわ。
で、以降もタイタスはヴァイオレットと関わって、服装だけじゃなくて考え方とかも独自の路線を歩んでる彼女に惹かれていくわけです。で、付き合う。
なんですが、段々ヴァイオレットが身体機能も含めておかしくなっていくんですね。
それというのも、ヴァイオレットのご家庭(父子家庭)は、ヴァイオレットが生まれた頃は、反フィード主義を主張しておりまして、家族共々フィード手術を受けてなかったわけでございます。でもまぁフィードなしじゃ社会生活送れないよねってことで、ヴァイオレットが幼いうちにはフィードを埋め込んだのですよ。多分二足歩行は始まってるくらいじゃなかったかな?
しかしながら、それまでフィードがないってことは、フィードありきの社会参加が難しくなるわけで、ヴァイオレットのおうちはお金がなかったんですね。で、ヴァイオレットには、旧型の脳に埋め込むフィード、父自身は、外付けのフィード(機械が身体の外にもある)をつけたわけです。
ヴァイオレットがおかしくなっていったというのは、テロによるフィードの不具合をきっかけとして、旧型のフィードであったこと、それも成長してしばらくしてから埋め込んだため、脳との親和度が低かったことで、機能が正常に戻らず、それどころかフィードの故障に併せて脳機能が障害され、心身が壊れていくのを止められない状態になってしまったのです。
でまぁ最後まで逆転回復ハッピーエンドはなく、ヴァイオレットの崩壊を目の当たりにするタイタスの視点でヴァイオレットの終わりまでが描写される訳ですが、脳機能が徐々に障害されていく病状の経過がリアルなのと、2人のやりとりの切なさとで、なんとも言えない読後感があります。あと、翻訳が金原瑞人先生で最高。
近未来のお話ですが、今思うとやはりヤングアダルト小説なので、主人公を取り巻く青年期ならではの人間関係の妙もよく描かれていますし、タイタスとヴァイオレットのアイデンティティと主体性の在り方がうまく対比していて、そういった部分でも共感というか、当時中学生の自分の発達段階にマッチした内容になっていたのだな〜と思います。
それでは、長くなりましたが本日はこの辺で!
ここまでお読みくださって、本当にありがとうございます🍵
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