こんばんは🌝
カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の青木です。
35℃超えの日が続いてますねぇ🌞💦
『トーヴェ・ヤンソン ムーミン谷のその彼方へ』(冨原眞弓著)を読みました。
冨原先生といえばトーヴェ・ヤンソンの著作の翻訳者、そしてトーヴェ・ヤンソン研究の第一人者としてムーミンガチ勢界隈では知らぬ者はいない大先生でございます。
本当にトーヴェ・ヤンソンの研究書でございました。
ページ数が多いしハードカバーで重たいので時間かけて読もうと思っていたのですが、読み始めたら止めることが出来ずに最後まで読んでしまった。論文を読む感覚に近い面白さ。
ごはん食べるの忘れるくらい読み耽ってました。腹ペコ。
“まえがきにかえて”に、冨原先生の本書を書かれた意図と配慮が、そのままその通り本文に反映された内容になっておられると思うのですが、本当にトーヴェ・ヤンソン研究なんですよ。
冨原先生がトーヴェ・ヤンソンのアルターエゴについて書かれたことに意義があると思いますし、冨原先生だからこそ書けたのだと思いますっていう。
解釈に至る、時代背景とかその時のトーヴェ・ヤンソンの状況とか、他者からの証言とか、エビデンスに基づいていて、違和感がない。だけでなく、愛がある。
膨大な資料になっているもののいくつかは、トーヴェ・ヤンソンご本人から冨原先生に直接贈られたものもあり、なんならトゥーリッキ・ピエティラが作ったムーミンのフィギュア(表紙に写っているやつ)も後々贈られたんだそうな。え、すごない？？？
そして作中に書かれたトーヴェ・ヤンソンから冨原先生への“ひみつ”の話。
もうここが、おふたりの関係をあらわしていると思うんですよね。
だからこの本が書けるんだと。
冨原先生は今年2月にお亡くなりになられたそうで、このご本が遺作となったようです。
言葉も出ないという気持ちがありますが、心からの感謝とご冥福を祈ります。
それでは、本日はこの辺で！
ここまでお読みくださって、本当にありがとうございます🍵
今夜もゆっくりお休めますよう💫
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