こんばんわ!
カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の三田村です🌱✨
昨日は風が強かったですね💦
日中は暖かくも、夜はなかなかひんやりしていますね。
風邪もまだ油断できませんし、お気をつけください!
さて、今回のタイトル。
ちょっと重たく感じるかもしれません。
とはいえ、大事な事なので触れときたいと思います<(_ _*)>
中にはそんな記事を見たくない!という方もいると思います。
その場合は無理することなく、読み飛ばして他の記事をご覧下さい!
皆さん、ご存じですか?
実は3月って、厚生労働省が『自殺対策強化月間』に定めているんです!
と、いうのも3月は例年、自死される方が多いからだと厚生労働省の説明には書いてあります(最新のだと5月が多いみたいです)。
この『自殺対策強化月間』ですが、通学・通勤の時に駅とか見るとポスターが貼ってあったりします。自治体によっては講演会を実施していることもあります(杉並区も毎年実施しています。今回はもう終了していますが…)。
さらに、毎年9月10~16日は『自殺予防週間』といわれる期間があったりします。
これは、平成19年6月に閣議決定された「自殺総合対策大綱」の中で、9月10日の世界自殺予防デーにちなんで、毎年9月10日からの一週間を自殺予防週間として設定し、国、地方公共団体が連携して、幅広い国民の参加による啓発活動を推進していくこととなっているためです。
ご存じではない方もいらっしゃるかもしれないので、書き込みますが、日本には『自殺対策基本法』という法律もあったりします(平成28年に改正)。
それだけ、自死の問題に国をあげて対策をしていこうという感じですね。ここ数年は自死者の人数は減少していますが、交通事故で亡くなる方よりも数倍多いと聞くとなかなかに心にくるものがあります…。
ちなみに本日、厚生労働省と警察庁が平成29年の自死者の確定値が発表されました(厚生労働省HPより)。平成29年の交通事故で亡くなった方は、3,694人(警察庁HPより)で自死者の方は21,140人だそうです。単純に比較すると6倍前後でしょうか…。
この21,140という数字だけでみると、昨年度よりは減少しているといえるのですが、個人的に気になるのは、19歳以下の自死者は増えているということです(詳細はこちらの6頁)。
19歳以下の中で理由が明らかになっているものでダントツなのは進路の悩みや学業不振といった項目が含まれる『学校問題(169人)』でした(詳細はこちら)。次いで『健康問題(93人)』、『家庭問題(91人)』と以下他の項目が続いています。
この結果が出ているからといって、それだけが理由にはなっておらず背景に様々な要因が絡み合っていると考えられますので誤解なきようお願いいたします!!!
我々としては、自死という決断をする前に、「どうか誰かと繋がっていてほしい」という思いがあります。
もちろん、カウンセリング等の相談機関や場合によっては病院等の専門機関にご本人様が来ていただければそれに越したことはありませんが、自死という決断をされる場合、周囲の事が見えなくなっており、冷静に考える余裕がない状態であることが多く、「相談する」という考えが浮かばなくなっていることもあります。
厚生労働省のHPにも書いてありますが、周囲の方の「気づき」、「傾聴(相手の話に耳を傾けること)」、「つなぐ」、「見守る」といった行動が自死の予防には大切になってきます。
ですが、ここでお伝えしたいのは、支える側が相談を聞いても「何をしてあげたらいいのか分からない」や「自分も苦しくなってきた」と負荷がかかってくることもあると思います。
そういった場合は速やかに専門の機関にご相談ください!ということです。
中には研修を受けて『ゲートキーパー』になっていらっしゃる方もおられると思いますが、ご自身が「キツイな」と感じたら無理は禁物です。
あとこちらも!杉並区の相談窓口一覧です!
普段と比べると大分長文でかつ重たい内容になりましたが、この時期のことですし、研究と遠からずの領域の事なので書かせていただきました。
色々と変化が見られる季節ではありますが、皆さんが健やかに過ごされることをカウンセリングサロンArk(アーク)杉並から願っております!
それでは、また!
三田村
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