こんばんは🌝
カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の青木です。
今のところ雨でございますが、ちょうど日をまたぐ頃合いで雪らしいですね。
先日に引き続き、今日も本の紹介をしようと思います📘✨
『セラピスト』最相葉月著 新潮社
著者はノンフィクションライターで、この本ももちろんノンフィクションです。
心の治療にたずさわる者“セラピスト”、この名詞まつわる人物だったり、療法だったり、事例だったり、歴史だったり、心の病だったり、そして著者自身が抱えた課題が顕わに綴られた本でした。
おすすめいただいて拝読したのですが、なんというか、“迫る”という印象です。
専門外の方が読んでも、専門の方が読んでも、興味深く読めるのではないでしょうか。
著者が本に書かれている以上のことを、調べ上げ勉強されているのがよくわかるのですが、もうそこはさすがライターさんで、専門的な部分に関しての出し方の加減も上手くて、こういう少しニッチな分野を広く読ませる文の妙に、おぉ…すごい。となりました。
カウンセリングや心理療法の歴史な背景や流れもきちんと取材されて書かれていたり、事例も深く洞察されているのですが、わかりやすいというか、話がスッと入ってくるというか、専門家が書いたらこうは書けないのではないだろうか。書くプロはすごい。
逐語録、よかったです。中井先生が好きな人はさらに胸アツかもしれない。
あと、わからんですが、逐語録(下)は、ちょっと大事なとこを敢えてハショたところがあるんじゃないかしらと思いました。
個人的には、事例がある本が好きなので、ちょいちょい事例が出てきたのが嬉しかったです。
終章に書かれていた著者自身についてのことは、まだ書くことに躊躇と迷いがあったようにも感じましたが、よくお書きになられたなぁ、本書になぞらえるなら、時がきたんだなぁと、この本の完成が著者にとって終わりというより始まりになっているように受けました。
相当の覚悟をもって取り組んで書かれた本で、ここに至るために書かれたようにも思えます。
著者がご自分のお仕事の中で一番かわいいと答えた、『なんといふ空』を読んでみたくなりました。なんといふ空、なんというか、イメージがわくタイトルですね〜!
それでは、本日はこの辺で!
ここまでお読みくださって、本当にありがとうございます🍵
今夜は特に冷えそうなので、暖かくしてお休みください🛌💤
❄️こちらもご覧いただけると嬉しいです❄️
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