【とても】銃病原菌鉄を読んだ話【興味深い】 - カウンセリングサロンArk(アーク)杉並のBlog

　最近、スイーツで台湾カステラというのをよく見るようになりましたね。個人的にはカステラすごい好きなので、ホクホク顔になっております。

　そういえば、時間かかっていたけど読み続けていた『銃・病原菌・鉄』をついに読み終えました。

　いやぁ、長かったです。内容としてすごく面白いんですが、前提条件などを飲み込むために時間がかかってしまいました。序盤は何度も読み終えたページをさかのぼって読み直しをすることになりました。

　内容としては現在の世界に広がっている富や権力の地域格差は何が生み出したのかというものです。

　例えば、狩猟採集民族と農耕民族とで地域によって生活スタイルに差が出たのはなぜかというところや、新たな技術の広まるスピードが場所によって違ったのはなぜかなど、色々な角度から検証していてとても興味深く読みました。

　例えば、家畜化できる動物の分布や、気候、農作物にできる植物の分布、大陸の広がりが東西か南北かなどの差が現在の地域格差につながっていうのは、なるほどと納得してしまいました。

　もちろんこうだったと断言できるわけではありませんが、とても説得力のある本だと感じております。

　気になったのはアメリカ大陸にいた先住民たちは日常的に家畜と触れあっていなかったことによって、征服者たちのもたらした病原菌によって多数の人が亡くなったというのは衝撃的でした。

　ほかにも、集団の人口が増えると性質が変わっていき、小規模血縁集団から部族社会、その後に首長社会になり、最後に国家が生まれるというのが今の社会に所属している私としては想像するのがなかなかに難しいというのも読んでいて感じました。

　この本を読んでいると、今のような社会になったのは人類の歴史からいえば本当に短い間のことでしかないんだなというようにも考えるようになりました。

　とても興味深い本なのでぜひ一読をおすすめします。

　ブログ担当： K

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