こんばんは🌝
カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の青木です。
今日は晴れましたね〜🌞✨洗濯物助かる!
最近、『カウンセリングQ&A』(國分康孝・國分久子著)って本を読んでます。
一般の方が読んでも面白いかっていうとそうでもなさそうで、心理臨床家向けの本です。
こちらが結構良くてですね、なんかの講演とかそういった際に受けた質問を用いて、一問一答形式で書いてあるんですけれども、現場出て実際にぶつかる課題というか疑問というか、そういうのに対応してくれる感じです。質問もいいんだな。
多分心理臨床家の誰もが、迷ったり悩んだり考えあぐねたりしたことがある問いに答えてくれていると思います。なんか困っている人には読んで欲しいっす。
國分康孝先生は2018年に亡くなっているのですが、エンカウンターグループとか、論理療法で有名な先生です。論理療法の創始であるアルバート・エリスからスーパーヴィジョンを受けて、日本に論理療法を広めた方っすね!
そんで、先生が筑波大をご退官されたあと、最後に教鞭を取られていた大学ありましてですね、当時私は運よくそこに在籍しておりまして、リアル最後の講義を受けていたんですよ〜。
働き始めの頃、家族・短期療法家の師匠と話していて、「あなたあの大学なら國分先生いたでしょう??」って訊かれて、「あーはい、ご退官前の最後の講義受けてましたね〜」とか言ったら、「それすごく貴重なのよ!昔は東の國分に西の河合(隼雄)って言われてたんだから!」と言われ、え!?河合先生と対なん!?と驚いた覚えがあります。
ままま、大勢の学生の中のひとりなので、國分先生と個人的な関わりがあったかというとそうでもないのですが、ワンエピありまして…青木がしょうもないって話なんですけれど。
当時、私はあまり真面目な学生でなかったもので、1限とかの講義をすっ飛ばしたりしていたのですが、國分先生の講義も1限にあったんですよ。
いやはや、話逸れますが、大学の1限って何であんなにしんどいんですかね?
で、その日も遅刻して電車に乗っておりまして、どうすっかな〜、このまま茶でもしばいて3限?4限?から行く??とか、舐めたことを考えていたのですが、フと、國分先生が最初の講義でおっしゃっていたことを思い出したのです。
「遅刻してもいいから、あと10分でも、1分でも受けようとする姿勢が大事なんだ」
今からそのまま大学へ行けば、あと10分は受けられる。姿勢が大事なんだ…!
そう思った私は、寄り道せずに大学へ向かい、シレッと姿勢よく入室したわけです。
そして青木に気付いた國分先生は、
「君ね、遅刻してきてそんなに堂々と入るもんじゃない」と一言。
後ろのドアから空気の如く馴染むようにシレッと素知らぬ顔で入ったつもりだったのですが、まぁ閉まってるドア開けて入っているんだから気づかれないわけがなく…。
バレたうえに図々しくも堂々として見えていたことに、あなや!となっている青木は、
「スミマセン!遅刻してきて申し訳ないと思ったのですが、國分先生の授業をあと10分でも聞きたくて!」
と、言い訳がましく言い訳を言いましたよね。言い訳しかできない。愚かなり青木。
ですがまぁ國分先生は、そんなパッパラパーな一学生にも優しくてですね、
「そうか、君は僕の講義を聞きたいと思って来たんだね。しかし、遅刻してきた時は堂々と入ってくるんじゃなくて、申し訳なさそうな顔をして入って来なさい」
と、青木の講義を聞きたいと思っている気持ちを受容したのち、遅刻して来た時の道理、妥当な振る舞い、つまり論理まで教えてくださったわけです。さすが論理療法家…!
普通だったら、聞きたいと思ってんなら遅刻すんなや!ってなるところです。
いやはや、本当に反省しています。恥の多い人生を送っております。
他にも國分先生から学んだことは多々ありますが、遅刻して来た時は気配を滅しようとするのではなく、申し訳なさそうな顔をする、これが学んだ中で2番目くらいにウェイト置かれて胸に刻まれております。
それでは、本日はこの辺で!
ここまでお読みくださって、本当にありがとうございます🍵
明日で平日が終わりますね〜!皆さま、今夜もゆっくりお休めますよう〜★彡
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