こんばんは🌝
カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の青木です。
暑いのに風が強くて熱風ヤバヤバのヤバ🎐゛ハァァ゛〜🎐゛エアコン最高!!
最近、『意識はいつ生まれるのか』(マルチェッロ・マッスィミーニ/ジュリオ・トノーニ著)って本を読んでまして、脳みそな感じで結構面白いです。意識〜!
海外の学術書あるあるな感じで、導入が宇宙から地球を見た宇宙飛行士たちの感想というヲサレで壮大なとこから始まり、意識ってさ、脳ってさ、って話になるのですが、入りの規模がデカくていいっすね笑 本筋と関係ないところがツボに入ってしまう。
まぁ脳のハイパーさは宇宙のハイパーさに匹敵するととれなくもない。
てかこれ、先日読んだ『星を継ぐもの』で、宇宙から地球を見たハントとダンチェッカーも似たようなことをおっしゃってたっす。リアル宇宙飛行士の方たちが宇宙に行ったのが大体60年代っぽいので、作者がこれらに擬えたのかなぁと思うとなんかアツいっすね〜!✨
『意識はいつ生まれるのか』は、まだ半分くらいしか読んでないので、これから他にも面白いことが出てくるかも知れませんが、ある事例が興味深いというか、実験としてはすごいことはわかったのだが、当人の状況はたまらんなぁ…ってのがありました。
以下、ザックリの説明です。ホントにザックリですので悪しからず!
まず健康な状態の人たちに、ある具体的な行動を提示し、それをイメージだけでやってもらう、すると脳の特定の部位が反応する、続いて先とは違う系統の具体的な行動を提示し、それをまたイメージだけでやってもらう、すると別の特定の部位が反応するというものです。
脳が反応した部位は、それぞれがその行動に基づくのに必要な働きをする部位でして、これで指示に対して相手が意図的に反応していることがわかるというわけです。
んで、この実験結果から、脳に外傷を負い、意識がない植物状態(何も知覚できず、理解や意志を持たない)と診断されている方に同じことをしたそうで、結果、この方の脳も健康な状態の人たちと同様の反応を示したということでした。
つまり、この方には意識があり、理解し、意志を持っているということが証明されたわけでございます。その後同様の実験を、同じく植物状態とされる方たちに行った結果、植物状態と診断されている方の5人に1人の割合で、先の方と同じ反応が得られたそうです。
ただし、反応がなかった場合でも、言語を司る部位そのものに損傷を受けて指示自体を理解できず反応できなかった可能性、あるいはただ指示を無視し反応しなかった可能性、また、反応する部位自体が損傷を受けている場合はそもそも反応しようがないなど、5人に1人が正確な割合とは言い切れないとのことでした。
なんというか…植物状態と誤診されている方がいらっしゃる(かねてより可能性としては示唆されていたらしい)と証明できたのはすごいのですが、むしろ意識があってそれを表出できないことの重みの方が気になってしまいました。なんとかする術はないのだろうか。
意志を、“ある”ことを伝える術がないって苦しいですよね。身体に問題はなくとも同様。
なんかむかーし読んだ、乙一の『失はれる物語』の主人公を思い出した次第です。
あの話は、主人公が自ら植物状態のフリを選んだって話ですが…ともあれ切ないやるせない。
それでは、本日はこの辺で!
ここまでお読みくださって、本当にありがとうございます🍵
暑い日々が続きますので、心身いっそうお大事になさってお過ごしくださいませ🍬゛
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