こんばんわ。カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の三田村です☀
いやー!明けましたね!梅雨!!
風は強いものの、晴れてましたねー。暑い!
夏は暑いですが、好きなので乗り切りたいと思います✨
そして6月も終わり、7月に入りますね。7月は文月といいますし、少し文に関わるお話をしようかなと思います٩( 'ω' )و✉
皆さん『ロールレタリング(役割交換書簡法)』というのをご存じでしょうか?
ロールレタリング(役割交換書簡法)というのは、「複数の立場や視点の間で交わされるメッセージを書記的に表現する心理療法(心理教育方法)」のことです(役割交換書簡法・ロールレタリング学会より)。
この療法は、1980年代に中等少年院で生まれた療法です。もとは仮出所間近の少年が家族に引き受けを拒否されたことで荒れ、カウンセリングを勉強していた方がその気持ちを手紙に書くように指示したところ、”怒りの気持ちがスッキリした”ということがロールレタリングの原点といわれています(KosodateMediaの対談記事より)。
ロールレタリング、役割交換書簡法という名の通り、「自分から〇〇へ」の手紙を書き、「〇〇から自分へ」の手紙を書いていくというのが基本的なやり方となります。
場合によっては、「今の自分から〇年後の自分へ」と「〇年後の自分から今の自分へ」というパターンもあったりします。よく例として挙げられているのは、アンジェラ・アキさんの『手紙~拝啓 十五の君へ』の歌詞です。
ゲシュタルト療法の『エンプティ・チェア(空の椅子技法)』に少し近い感じがしますね。こっちは、自分の前に椅子などを置いて自分が何か伝えたい感情を抱いている相手がいると想像して、その気持ちを吐き出すというやり方で、カタルシス効果(心の浄化作用:不快な気持ちを消化して安心感や安堵感などを得ること)が期待されているものです。
話を戻しまして、ロールレタリングの方は相手に対して抱いている”自分の気持ちを好きなように書くこと”が大事であり、自分の気持ちに気づき、役割を変えて手紙を書くことを通じて、 ”相手の気持ちの理解も深めていく”ことに繋がっていきます。
こちらの雑誌によると、ロールレタリングの効果は以下のようなものがあると考えられています。
1.文章による感情の明確化
2.自己カウンセリングの作用
3.カタルシス効果
4.対決と受容
5.自己と他者、双方からの視点の獲得
6.RL(ロールレタリング)によるイメージ脱感作
7.自己の非論理的、自己敗北的、不合理な思考に気づく
ちなみにやり方は、
1:相手への手紙を書く
2:相手になったつもりでその手紙を読む(読むタイミングは自分のタイミングで!)
3:相手になったつもりで自分への手紙を書く
4:その手紙をよく読む
5:1~4の工程を、自分の感覚で必要なだけ繰り返す
雑な言い方をすると”便せんやメール機能などを使って実際には出さない手紙を書く”だけです。低コストで取り組むことができます。なんとなくお得な感じ!
とはいえ、最初はなかなか難しいようですが、ご興味がある方は、トライしてみてはいかがでしょうか?
皆さま、日射病・熱中症・脱水症状などにはお気を付け下さいね!
それでは、また!
三田村
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