皆さまこんばんは🌙
カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の青木です。
なんだか秋っていうより冬って感じがします。
秋ですけれど…
私はこの時期から2月あたりまで、ほぼ毎日、「人間にも冬眠があったらなぁ〜」とか、「布団が世間一般の正装としてまかり通ればいいのに…」とか、思いを巡らせながら日々を過ごしております。
さてさて、臨床心理士にとってこの季節、よく接触するワードに季節性感情障害ってものがあります。
いわゆる冬季うつってやつですね。
最近はネットの健康ジャンル的なニュースに上がることも多いので、ご存知の方、もしくは結構悩まされている方もいるのではないでしょうか??
というわけで今回は、冬季うつってなに?ってところから、その症状、原因、対処について、青木回で3回くらいに分けてご紹介しようかと思います★
ではでは…
冬季うつとは、
ICD-10では、反復性うつ病性障害、DSM-Ⅴでは、大うつ病性障害の中に含まれます。
(ICD-10とDSM-Ⅴについては、このブログでちょっとだけ説明しているので、気になる方は見てみてください笑)
適当にいうと、うつの一種って感じです。
わかりやすく?外傷で例えるなら、
まず、骨折がうつとします。
骨折の中でも、原因とか、部位とか、骨折線の数とかによって、いくつか骨折の種類が分かれます。
この骨折の種類が、反復性うつ病性障害のポジションです。
さらに骨折の種類の中でも、圧迫骨折とか粉砕骨折とかピンポイントで呼ばれる状態があります。
それが季節性感情障害にあたります。
…コレ、わかりますかね?
ちょっとうまく伝えられず、申し訳ない限りです(^q^)
なので症状自体は、だいたいうつと一緒です。
・無気力、イライラ、モヤモヤ
・落ち込む、気持ちが萎える、テンション上がらない、何もできないしたくない
・楽しくない、楽しめない
・できてたことができなくなる、なーんか疲れる
・好奇心がわかなくなった、極度にめんどくさい etc…
だいたいこんな感じ。
じゃあ普通のうつと何が違うの?ってとこですよね。
季節性感情障害は、秋冬にかけてみられる抑うつ状態が、暖かくなるにつれ解消され、再び寒くなっていくのに伴い抑うつ状態を迎えていく、という特徴をもっています。
まさに反復性…!
ちなみに、暖かくなるにつれ過剰にテンションが上がることも、一種の症状としてみなされる場合もあります。
いわゆる軽躁状態というやつです。
“自分じゃコントロールできない異常なテンションの高さ”を感じたら、こちらの可能性を考えてみてもいいかもしれません。
この病名が冬季性感情障害でなく、季節性と称されているゆえんでもあります。
そして、睡眠と食欲にも、普通のうつと違いがある場合が多いです。
普通のうつなら、よく眠れなかったり、ご飯が食べられなくなることが大概なのですが、冬季うつでは、長時間の睡眠と食欲が増すことが挙げられます。
これは臨床現場にいると、結構個人差あるな〜と思うので、あくまで一般的な冬季うつの特徴になります。
冬季うつで睡眠はすごく取るけれど、食欲は全然ない方とか、逆の方もまた然りって感じです。
そんな訳で、本日は冬季うつの症状についてでした〜!
長くなってしまいましたが、読んでくださった方、ありがとうございます!
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